全国麻雀段位審査会は1973年(昭和48年)に、正しい健全な麻雀の普及、麻雀競技の品格及び技術の向上を図ることを目的として発足。2016年(平成28年)8月24日に法人化を行い、一般社団法人全国麻雀段位審査会(National Mahjong Rank Committee)を設立した。
一般社団法人全国麻雀段位審査会は、老若男女問わず楽しめる日本の文化であるマージャンの普及に関する事業を行い、特に健康マージャンの普及を通じて、高齢者の健康寿命の増進や、介護予防の促進、生涯学習の振興に寄与することを目的としている。
そして、以上の目的を達成するため主たる事業として、
「マージャンの普及及び振興」
「マージャンに関する交歓大会等の開催」
「マージャンに関する指導者の養成及び資格認定」
「マージャンの技量検定及び段位免許状の交付」
「マージャンに関するルールの制定」
「全国健康福祉祭(ねんりんピック)後援事業」
「自治体運営のマージャン教室への協力」
「マージャンに関する図書の出版及び機関誌の発行」
「その他この法人の目的を達成するために必要な事業」
を行っている。
一般社団法人全国麻雀段位審査会は、社員(会員)および賛助会員をもって構成されており、その区分は、
①正会員…一般社団法人全国麻雀段位審査会の目的に賛同して入社した地域や都道府県を統括するマージャン団体
②会員…一般社団法人全国麻雀段位審査会の目的に賛同して入社した地域や都道府県で活動するマージャン団体
③賛助会員…一般社団法人全国麻雀段位審査会の目的に賛同して事業を賛助するために入社した個人または団体
④個人会員…一般社団法人全国麻雀段位審査会の目的に賛同して入社した個人および免許状取得者
⑤名誉会員…一般社団法人全国麻雀段位審査会に功労のあった者または学識経験者で、理事会において推薦されたもの となっている。
また、一般社団法人全国麻雀段位審査会は、北海道、東北、関東、東京、中部、近畿、中国、四国、九州に地区段位審査会を、都道府県に都道府県段位審査会を置いている。 一般社団法人全国麻雀段位審査会の主たる事業のひとつである「マージャンに関する交歓大会等の開催」においては現在、主催大会として、
◎「全日本高段者麻雀競技大会」【前身である「東日本高段者交流麻雀競技大会」より2006年(平成18年)に現在の「全日本高段者麻雀競技大会」にあらためられた。この大会は「麻雀段位高段者としての技量を相互に研鑽する」「一般愛好者の範となるべく正しいマナーを身につける」「全国高段者間の交流を深め、親睦を図る」ことを目的として、全国の高段者(全段審または各競技団体の4段以上の資格者)が参加して、宮城県仙台市で毎年7月に開催される】
◎「全日本麻雀競技大会」【全段審主催で開催されていた「全日本麻雀選手権大会」と「全段審加盟営業者麻雀選手権大会」を併合して、1987年(昭和62年)に第1回大会が開催された。この大会は「麻雀がゲーム競技として社会に定着し、娯楽・頭脳スポーツとしてより大きく飛躍する」ことを目的として、全国の予選会を勝ち抜いた選手たちが参加して、東京都で毎年11月に開催される】 の2大会が開催され、後援大会として、
◎青雀旗争奪全国大学対抗麻雀選手権大会
◎富山県健康マージャン交流大会『健康ビッグマージャン』
◎岐阜県知事賞争奪健康マージャン県民交流大会
◎島根県健康福祉祭『健康マージャン大会』
◎因伯シルバー大会『健康マージャン大会』等が開催されている。
また、「全国健康福祉祭(ねんりんピック)・国民文化祭後援事業」として、
◎全国健康福祉祭(ねんりんピック)『健康マージャン交流大会』【「ねんりんピック」の愛称で親しまれている「全国健康福祉祭」は60歳以上の方々を中心とした健康と福祉の祭典。スポーツや文化など多彩なイベントが開催され、地域や世代を超えた交流が行われている。厚生省(現厚生労働省)創立50周年を記念して、昭和63年(1988年)に兵庫県で第1回が開催されて以来、毎年開催されている。 「健康マージャン交流大会」は2004年の『ねんりんピックぐんま』に自主企画イベントとしての参加を皮切りに、2007年の『ねんりんピック茨城2007』より正式種目として参加している】 が開催されている。 2018年(平成30年)には「国民文化祭」(文化庁、厚生労働省、開催県、開催県教育委員会、開催市町村、開催市町村教育委員会、 国民文化祭開催県実行委員会、全国及び県内の文化関係団体等が主催し、国民一般の文化芸術活動を全国的規模で発表、競演、交流する場を提供することにより、文化活動への参加意欲を喚起し,新たな芸能・文化の創造を促すとともに,地域固有の文化の全国発信等を通じて地域の活性化・発展に寄与し,国民生活のより一層の充実に資することを目的として昭和61年度から毎年、各都道府県で開催されている国内最大の文化の祭典。基本的には、開会式・オープニングフェスティバルは大規模アリーナ、もしくはホールで開催され、原則として天皇皇后両陛下、皇太子殿下、皇族の方々がご臨席され、開会式は開催地のNHKで生中継され、後日全国放送で45分程度の編集版が放送される。閉会式・フィナーレは国民文化祭の締めくくりとして、ミュージカルや式典が行われ、国民文化祭旗の引継も行われる)への健康マージャンの参加が決定し、「第33回国民文化祭・おおいた2018」『全日本健康マージャン交流大会』を主催し、以降の国民文化祭への参加に向けて活動を行っている。