全国の麻雀段位高段者220名が熱い闘いをくりひろげた!
会場のようす
2019年(令和元年)7月7日(日)、宮城県仙台市『グランド麻雀ホール藤』『定禅寺クラブ』の2会場において「第14回全日本高段者麻雀競技大会」(主催:一般社団法人全国麻雀段位審査会、運営:宮城県麻雀段位審査会)が開催された。
大会を主催する一般社団法人全国麻雀段位審査会は「正しい健全な麻雀の普及、麻雀競技の品格・技術の向上を図る」ことを目的として、麻雀段位免許・競技規定・競技会・麻雀教室の運営及び指導者の育成等を事業として行なっている。その中でこの大会は、麻雀段位免許制度の理解、麻雀技量とマナーの若い世代への継承と指導者の育成を目的に開催され、競技に際しては、「麻雀段位高段者としての技量を相互に研鑽する」「一般愛好者の範となるべく正しいマナーを身につける」「全国高段者間の交流を深め、親睦を図る」等を目標としている。
そこで今回の大会には、全国の麻雀段位高段者(全段審及び競技団体において四段以上の段位を取得している人)220名が宮城県仙台市に集結し、日頃鍛えた麻雀技術を競い合い、麻雀を通じて親睦を図った。
山岸全段審理事長の挨拶
第1会場(グランド麻雀ホール藤)は高木輝延・(一社)全国麻雀段位審査会委員長の司会で進行。山岸次雄・(一社)全国麻雀段位審査会理事長の開会挨拶に続いて、来賓挨拶、主催団体役員紹介、祝電披露、協賛商社紹介が行われた。その後、望月雅継・(一社)全国麻雀段位審査会副委員長が競技規定の説明を行なって競技に入った。また、第2会場(定禅寺クラブ)では中庸雄・(一社)全国麻雀段位審査会理事が開会挨拶を、田端靖浩・宮城県麻雀段位審査会委員が競技規定の説明を行なって競技に入った。
競技は50分打ち切り半荘6回戦、一発・裏ドラなしのアリアリルールで行われた。
競技終了後には、大会顧問である相沢光哉・宮城県議会議長が大会講評を行い、続いて成績発表・表彰に入った。
実力者同士のしのぎを削る白熱した戦いの結果、見事優勝に輝いたのは小山保昌さん(福島県、福島県麻雀段位審査会)だった。準優勝は橋本浜子さん(北海道、日本麻雀団体戦競技会)、第3位は根城康至さん(宮城県、仙台トラビス月例会)、第4位は表勝正さん(石川県、中部地区麻雀段位審査会)、第5位は星野豊さん(宮城県、仙台トラビス月例会)となった。以上の上位5名には、六段位認定証が贈られた。
優勝の小山保昌さん(右)
準優勝の橋下浜子さん(右)
第3位の根城康至さん(右)
最後は、齋藤正・(一社)全国麻雀段位審査会会長が閉会の挨拶を述べ、大会はつつがなく終了した。
また、翌日の8日(月)には、北海道・宮城県・東京都の参加者が親睦を深めることを目的とした交流麻雀大会と親睦会が開催された。この会はもともと、北海道と宮城県の間で大会翌日に催されていたものに東京都が昨年から参加。今回の高段者大会のような全国規模の大会などで交流を深めた各地区の参加者の方々の発案で始まったこのような手作りの催しで麻雀を通じた交流の大きな輪が広がっていくのは誠に喜ばしいことである。
交流大会では福士恭子さん(宮城県仙台市)が優勝し、その後の懇親会では、各地区の参加者が自慢の歌などのだしものを披露しあって大いに盛り上がった。