『グランド麻雀ホール藤』会場
『定禅寺クラブ』会場
この大会は、「麻雀段位高段者としての技量を相互に研鑽する」「一般愛好者の範となるべく正しいマナーを身につける」「全国高段者間の交流を深め、親睦を図る」ことを目的として、全国の高段者(全段審または各競技団体の四段以上の資格者)が参加して、宮城県仙台市にて毎年開催されているもの。12回目の開催となった今大会には、全国から232名の高段者が参加した。大会は、高木輝延・一般社団法人全国麻雀段位審査会委員長の司会で進行。山岸理事長の開会挨拶に続いて、ゲスト参加の灘麻太郎・日本プロ麻雀連盟名誉会長が来賓挨拶を行った。
灘麻太郎プロもゲストで参加!
次に、このたび九段位に昇段された村山健太郎さん(宮城県)の免許状交付式が行われ、山岸理事長より村山さんへ九段位免許状が授与された。次に、一般社団法人全国麻雀段位審査会最高顧問である菅義偉内閣官房長官、宮城県麻雀団審査会特別顧問である愛知治郎参議院議員の祝電が披露され、続いて協賛商社として、『グランド麻雀ホール藤』『株式会社スリーアローズコミュニケーションズ』『株式会社ウインライト』が紹介された。
競技は50分打ち切り半荘6回戦。競技に先立って楠田重頼・一般社団法人全国麻雀段位審査会副委員長が競技規定の説明を行い、競技に入った。
また、「定禅寺クラブ」会場では、中庸雄・一般社団法人全国麻雀段位審査会理事が開会挨拶、田端靖浩・宮城県麻雀段位審査会委員が競技規定の説明を行い、競技に入った。
大会セレモニー開始前、昨年11月に開催された一般社団法人全国麻雀段位審査会のもう一つの主催大会「全日本麻雀競技大会」の優勝者である伊藤元隆さん(新潟県)を中心に歓談の輪がひろがっているのでお話を伺ってみると、開口一番「今回は期待のホープを連れて来ました」とのこと。そこで伊藤さんに誘われて、今大会初出場という菊池考太郎さん(新潟県、35歳)を直撃。「麻雀は、健康マージャンを中心にほぼ週7で楽しんでいます。定期的に東京などにも旅打ちに行ったりしています。今回はもちろん優勝のみを目指します」と力強く語ってくれた。その和気藹々とした輪のなか、小林妙子さん(滋賀県)は「昨年の全日本麻雀競技大会で伊藤さんに負かされたのよ〜」と笑顔で一言。このように、全国大会というのは県外の方と親交を深め、再会を果たすという素晴らしい場であることを再確認した。
左下から時計回りに菊池さん、伊藤さん、小林さん
50分打ち切り半荘6回戦で行われた大会は、5回戦終了時点でも上位15名くらいまでチャンスがありそうな大接戦!最終6回戦の熱のこもった対局が終わり、成績発表・表彰が始まるまでの時間を使って、大会顧問である相沢光哉・宮城県議会議員、ゲストの灘麻太郎プロによる講評が行われ、成績発表・表彰に入った。大熱戦の競技の結果、見事優勝に輝いたのは、櫻井強選手(宮城県麻雀段位審査会)だった。準優勝は針金俊夫選手(宮城県麻雀段位審査会)、第3位は相澤喜洋選手(宮城県麻雀段位審査会)、第4位は清野榮志選手(宮城県・大志会)、第5位は楠田重頼選手(大阪麻雀段位審査会)、第6位は三島泰裕選手(宮城県麻雀段位審査会)、第7位は石森克文選手(宮城県・南々荘友の会)、第8位は齋藤正選手(神奈川県麻雀段位審査会)、第9位は灘麻太郎プロ(ゲスト)、第10位は川嶋しず子選手(宮城県麻雀段位審査会)となった。なお、優勝から5位までの選手には各賞品の他に六段位認定証(すでに同段位以上の段をお持ちの場合は1段昇段を認定)が、6位から10位の選手には各賞品の他に五段位認定証(すでに同段位以上の段をお持ちの場合は1段昇段を認定)が贈呈された。
優勝の櫻井強選手
表彰式の最後には齋藤正・一般社団法人全国麻雀段位審査会会長の「また、皆さん来年お会いしましょう!」という閉会挨拶で大会は終了した。